そして二日目。
お題は「懸垂降下」
まずは足の着く場で懸垂降下の結び換えの練習。
失敗すると、一気に落ちるクリティカルなので十分に。
実際、リードで登った後、頂上終了点にて、セルフビレイを取り、
自分につなげてあるロープをセルフビレイ用にロープの半分にして、
末端処理を行い落す。
で、ここでワタクシ、ロープが絡まり、落としたロープが地上に届かない!
というハプニングが…..(T T)
で、セルフビレイでぶら下がったままロープをほどき、ようやっと垂らすことができて、
ATCを懸垂降下のブレーキとして使い、降下開始。
どうにか降りれました。
原因は、私の使用しているロープに癖がつき、絡みやすくなっていたこと
と、もちろん私の手繰りまとめが上手くなかったこと。でした。
実際、こういうことはあるようで、
スラブ面だと両終端を縛って落とすと絡まりやすいので、各々繋がずに結び目を作ったり、
逆にショートレンジの場合は、終端処理をせずとも抜け落ちることはないのであえてやらないことにより作業時間の短縮により安全率を上げるとか、
その時に応じて、終端処理をどうするのか(やるのかやらないのか)を含めて考えたり、
ロープを落とした後、絡まりが目視でみえる場合はちゃんと垂れるまでほどく、
では、ハングがあったり木があったりして見えないところで絡まっている場合は、
降りた途中で片手でブレーキしながら、片手で解くなどの難作業があるだの、
マルチピッチの場合、終了点がなくてすっぽ抜けた場合は、ビレイヤーより下に落っこちる可能性もあるから必須だとか、いろいろなシチュエーションで考えなければならない点はいろいろありました。
講習生4名でしたが、絡まったのは私だけ。ある意味いい勉強になりました。
で、さらにトップロープの設置に関しても教わりました。
スリングを使用しての流動分散と固定分散、
スリングは主には120cmを使うことが多く、
個人では、60cm 1本、120cm 2本ぐらいあればいいんじゃないか?
との意見だった。
流動分散と固定分散のメリット/デメリットを安全面と作業の面で
ご意見いただいた。
フリークライミングでは、流動分散の方が主流だそうだ。