平山ユージ氏プロデュースのBase Camp(入間)にて、アウトドアで困らないための
インドア・ロープクライミング講習
を受けてきました。
2.6, 2.7 の2日、1日2Hちょっとの講習を二回。
その時いただいた冊子です。
初日は、アウトドアでリードクライミングをする場合、ボルト・ハンマーのみで、
自分で必要分のクイック&ドロー(ヌンチャク)を持っていき、掛け、ロープクリップしながら登っていくというもの。
で、終了点についたら、掛けたクイック&ドローを回収するためのテクニック。
余分に一つクイック&ドローを自分のたどったロープに掛けて、一つ一つ通過するたびに回収していく。
インドアジムのようにあらかじめクイック&ドローが設置済みではなく、
そして、それを外に残置(置きっぱなし)することをしないということ。
そして、終了点に残置カラビナがない場合、セルフ・ビレイを取って結び換えの方法を学ぶ。
※終了点には、残置カラビナがある場合もあります。
結び換えは、ダブルとシングルの二種類の方法があり、両方を学ぶ。
終了点のボルト穴にロープが二本通る場合にはダブル・ロープが可能、
ロープを落としにくく簡易に結ぶことができる。
通らない場合は、シングルロープで結びなおす。
シングルロープの場合は、途中でロープを落とさないようにロックをしてから結びなおすような注意が必要だ。
リードクライミングでタブーとされる行為には、
・逆クリップ
・Zクリップ
・手繰り落ち
があるが、逆クリップは特にジムの残置クリップと違いひねれる場合もあったりするので、
注意が必要。
そして、自身でつけるクイック&ドローの向きについて。
登る方向に背を向ける形でセットする方が安全率が上がる。逆であると正クリップであっても
逆クリップのように外れることはある。
設置したクイック&ドローは、状況によっては回ってしまうこともあることを考慮、
もし、正/逆クリップがわからなくて迷った場合は、とにかくクリップしておくことの方が
実践では有効。後で付け直せばいい。
なお、正クリップだからといって、必ず外れないという保証はない。
可能性が低い、ということでしかない。
逆に、逆クリップだからと言って落ちたからと言って必ず外れるわけでもない。可能性が高くなる(正クリップに比べて)ということであり、
迷って何も書けないよりはマシなわけだ。
クイック&ドローは基本ゲートは上下のカラビナとも同じ向きが基本だが、時には逆をあえて
使う人もいる。使えるシチュエーションは少ないとはいえ、まったく無駄というものでもないのであえて少数持つ人もいるとのこと。
クイック&ドローのスリングの長さは長いもの(18cm, 25cm)をメインとし、
短いものは1~2個ぐらいで十分。
一番長いのが25cm, 次のが18cm のものです。
個人では10本ぐらい持っていた方がいいとのこと。
短いのをセットで安く売っていることもあるが、長く太いスリングで、クリップがしやすい
ものを選択するべきとのこと。
太いのがいいのは、万が一クイック&ドローをつかむという最終手段をするかもしれない場合…..ということである。
ワイヤーゲートはショック時開くことはないが、回った時の強度に問題あり、
バー・ゲートは、落下時のショックに瞬間的に開くことがあり、開いた瞬間にカラビナの強度が
極端に落ちるとのこと、
クイック&ドローの重量はフリークライミングではさほど気にする必要はなく、
むしろクリップしやすさを重視するべきと….
(逆にアルパインの場合は、軽いに越したことはないそうだが….)
繋ぎ替えに関しては、まず足の着くところでダブルとシングルの両方の手順を練習、
そのあと実際に上って頂上終了点にて実施、設置クイック&ドローを回収しながら戻るのを実施。
これでほぼ2時間、初日終了。
やり方、手順忘れないように、明日も事前に繰り返そう….
二日目に続く…..