SF2 Sidemount 用に出ていた DiveSoft社製 DSV が破損しました。
何処かにぶつけたとか、引っ掛けたとかそういうのではなく、単に置いてあるものを取り上げたところで
留め具の金属の輪っかが飛び、外れた次第。
組み直そうとしたら……金属の輪っかを留める引っ掛かりの部分が折れて無くなっていた。
本来、このように引っ掛かりがあるものが….
折れてしまっている。
正常にはこういう形ではまるわけなのだが…..
ちょっとここの素材の部分が小さく脆弱な気がする。厚みもあまりない。
実際、ぶつけたとかではなく単に取り上げた時に破損が起き、金属の輪が飛び出して手を切った。
なぜここを分けたパーツ構成にしているのかが疑問、一体型にすればそんなことは起きえないのだが。
かつL字側の破損した方と受け側の素材が違う。受け側はデルリンで頑丈な作りである一方、L字のパイプの方は素材が柔らかい。
実際割れたのはL字のパイプ側。しかもこの溝小さい。
酸素・デュリエントガスのマニュアルデマンドレバーがDSVに付いてたり、HUDが見やすかったり結構デザイン、機能的には申し分ない一方、この脆弱さは残念。そういえば、DSVのシャットオフレバーも細い。堅牢性を上げていればベストなのだが…..重くなるのを嫌っているのか?
なお、Sidemount DSV は他にSF2 純正の新旧二つを所有しているが…
素材もデルリンで分厚く、壊れそうな小さいパーツはほとんど使っていない。
デマンドレバーなどはないけれども….
このDSVに限らず、DiveSoft社の Liberty Sidemount eCCR ユニット本体自体も
キャニスターとカウンターラングの接続部✖️2
もこのL字パイプと同様なパーツを使っており、接続部分に脆弱性を感じる。
他、カウンターラングとブリージングホースの接続部や、カウンターラングに直接ついている排気バルブ、
カウンターラング自体が剥き出しになっていて、接続部が固定となっている点も不安点。
実際、カウンターラング自体がピンホールが開いてリークした、という事故も見ている。
そのカウンターラングも片側金属プレートとタンクを抱き合わせ、かつ、キャニスターから伸びているパイプに接続するという点も
堅牢性が疑われる。実際ずれてリークしてリーク箇所を特定するのにプレート、タンク、パイプなどを外してなど時間もかかっている。
バックマウントリブリーザーなどでもかつて流行っていたインスピレーションのようなパーツ接続部が弱い素材でリークが頻発したり、その接続部が多いことからも水没トラブルの元となっていて、近年のリブリーザーは、JJ-CCRのように接続パーツをかなり強化した素材と太さを確保していたり、rEvo, SF2 などのように接続部などを極力無くす方向でトラブルを抑える構造デザインを取っていたりもするのだが…..
サイドマウントは、バックマウントよりホールドが不安定であるからなおさら堅牢性はあって然るべきもので、脆弱性は命取り。
ただでさえ、OC(オープンサーキット)より気を遣う機材でありながら、機材の脆弱性にまで気を回すのはどうかと思う次第。
Razor も採用している Liberty Sidemount eCCR であるが、筐体も巨大かつ重量もある中堅牢性がイマイチなのはどうなのだろう?
Cave や Wreck などのペネトレーションでハードな環境で使うには…..という気がしないでもないです。