と一旦書いてみているものの、昨今色々と動きがあって細かい情報を追加しないと….
なのですが、ある程度溜まってから吐き出そうかと。
Liberty Sidemount CCR が実際販売されて、
あの Razor Sidemount 発案者でCenote開拓の第一人者と言っても過言ではない、
Steve Bogearts 氏が、Liberty Sidemount CCR の講習を受けにメーカーのある
チェコを訪れている….(2018.4.10 にMexicoに戻るようだ。)
で、かなりの絶賛のようで、予想通りカウンターラングがDiverの胸に近いこと、
及び、吸気/排気の2系統のカウンターラングを持つ伝統的なやり方で、
SF2 にあるようなヘッドを上向きにした時にループガスフローが起きずらい、
という大きなメリットが私個人的には魅力的です。
他、HUD付き、マニュアルインフレーションがマウスピース近くにあること、
酸素/デュレント タンクがユニット内臓式なので外部接続が基本ない→コンフィグレーションが
単純化
というメリットがあります。
一方、タンク内像としたため、ユニット本体が巨大(長く)なり、重量も含めて
陸上運搬、極狭環境での振る舞いなどでどのような影響が出るのか?
外部ベイルアウトタンクを逆側につける場合の左右バランスの問題(重量/体積共)
などが懸念されるかとは思います。
ハンドセットはメーカー純正のDiveSoft社のもので、プレダイブはコンピュータプログラミング
されている点、2重ソレノイドバルブにそれぞれ2つの酸素センサー(結果 2 × 2 の4つ)を
搭載した独自の冗長構成を取る点は、吉とでるか凶と出るか、
と良い面も悪い面も新しい面が盛りだくさんの楽しめそうなリブリーザーではある。
やはり、カウンターラングの設置位置と、シングル・ベローズ・カウンターラングの組み合わせで
フローしやすいのはSF2 の最大の欠点で、
ユニットを小型化することに対するバーター取引になっている。
同様の構成にSidekick (mCCR/SCR), 他のSidemount SCRもこの形のものが
いくつか存在したりするが、今後この形態が残っていくのかどうかは???
カウンターラングをDiverのはい近くに設定する構成としては
酸素タンクのみインボードする、T-REB
酸素/デュレント共にSF2, Sidekick と同様に外部接続とする、FLEX
などが有力候補、なのかな?
と言った感じ。
Sidemount Rebreather の勢力構成が今後どうなるか、ある意味楽しみです。