サイドマウント器材一覧
こんなページ見つけました。
参考までに。
ここからはわたくし目の考察でありますが、サイドマウント器材に関して
分類するならば、大きくはヘビーデューティータイプとライトウエイトタイプ
に分けられます。
(どこかではマルチユーズ、Sidemountオンリーと呼ぶ方もいらっしゃいますが…)
ヘビーデューティータイプの特徴は
大柄
浮力が大きい
ヒップレールを装備
インフレータホースは肩出しが多い。
DiveRite Normad, Armadillo, Halcyon, などがこのタイプ.
Sidemout初期にはこの形が多く、特徴はブラダーが
上半身から下半身にかけて広範囲に膨らむが、基本腰回りが大きめに作ってあること。
ヒップレールを使用していることから、基本ヘビータンク(スチール)使用を前提としているのと
浮力が大きく取れるため、ウエイトに融通が利く。
という点。
もう一方のライトウェイトタイプは、
Razor, XDEEPなどに代表されるタイプでベルトのみで構成されたハーネスに
腰回りだけに浮力を集中させたスタイルをとる。
結果インフレータホースも腰からとるものが主。
器材を極小に抑える形をとり、ヒップレールは使用せず、腰のDリングを
ナロータイプ(幅のないもの)を複数付けて浮力に応じて変更するRazor や
ゴム製の可動式Dリングで浮力に応じて位置をずらして対応するXDEEPなどの
工夫などもある。
以前も語ってあるが、ヒップレールは基本ヘビータンクの使用を前提とし、
仮にアルミを使ってもタンクにウェイトを付けるなどの方策をとったりする。(でないとアルミの場合後半タンクが浮いてしまう。)
また、ジャケットタイプではトリムウェイトとして肩などのハーネスに
ウェイトを付けたり、タンクウェイトを設置したりして調整するため
全体的にオーバーウェイトになりがちである。
対してライトウエイトタイプは、基本的に体の中心で浮力の相殺を行うことを
前提としており、上半身には基本浮力体を設けない代わりにタンクウエイトも
極力使用せず、厳密なウェイト調整が必要となり、本当の意味での必要最小限
に抑えないとうまくトリムが取れない、という意味では融通は利かないものではある。
浮力を体の中心に持ってくるため、ヘビータンクの使用はなるべく
避けた方がよい。いや、サイドにつけっぱなしの場合は問題ないが、
タンクを前に出したりするとBCでカバーできないため、
重心の移動を最小限にするアルミタンクの使用がベストマッチ。
文字通り、”ライトウェイト”スタイルで軽快なスタイルを実現するのがこのスタイルの真骨頂。
Hollis などはこの中間的な製品を出してはいるが、
いずれにせよ、各BDでのコンフィグはオリジナリティがあり、
それぞれに適した方策がびしっと決まれば良いが、
特に極限のライトウェイトタイプは、シビアにコンフィグを煮詰めないと、
その能力を引き出すことは難しく、言い換えればライトウェイトで
コンフィグを煮詰め先鋭スタイルを完成させることができるものと思われる。