10年間使い続けてきて特に不具合もなく一番トラブルのないリブリーザーであるrEvoⅢ
ハイブリッドゆえに酸素センサーがなぜだか5個搭載できるわけだが、それは元がmCCR としてrEvoDreamによるモニターを行っていたのに加え、eCCRの要素として3つのセンサーを搭載し、結果5個の酸素センサー、という感じらしい。
実際、eCCR としては標準として3つのセンサーで動作するのが標準なわけで、ハイブリットだからといって残りの2つのセンサーはPO2をモニターするだけの代物…..
すでに3つのセンサー値をモニターしているわけで、そちらでソレノイドの制御、PO2モニター、減圧計算などが行われているのに対し、残りの2個はモニターするだけ…..正直、必要か?と言われれば、必要ではない。
一方、rEvoDreamの存在価値、、、PO2を見るだけ?有用な情報ではあるが、PO2だけしか見れない、というのはちょっと…..
これがrEvoDream本体なのだが、残圧計の上にマウントするように使う。のだがこれが結構大型コンソール化して引っ掛かりの原因になりそう。これだけ大きいけれどもダイブ中はPO2しかわからない。
この本体に、実はHUDが連結されていてマウスピース近くにマウントして目線だけ見れる、って寸法なのだが….
これがrEvoDream のHUD(Head Up Display).
みてわかる通り、小さな3色のLEDがあってこれが点灯、点滅などしてPO2の高中低を信号機のように表現するわけだが、細かい情報はわからない。まあ必要最小限ではある。
で、最近はHUD でも減圧情報やPO2をきちんと数値で3つ分表示したり、水深、水温、時間、電子コンパスなど多くの情報が表示できるNERDというものがShearwater から出ている。
SF2 Sidemount にも私は搭載したが、バックマウントのリブリーザーではもう結構普及している代物。
知り合いの中でもrEvo にNERDを搭載してる人は何名も知っている。
ほとんどの人はコントローラー(ソレノイド制御をするだいぶコンピュータ)をNERDにしていた。
コントローラーはメインなわけなのだが、リブリーザーがダウンしてしまった時、ベイルアウトとしてマウスピースを外した場合、ディスプレイを見たり、ボタン操作が難しい事になるわけで、そう言ったことを考えると従来の手首に巻くリスト型の方が私は好みだ。
まあ脱ぎ着する時に手首とコードがつながっているとうざい、っていう人もいたが、それはちゃんと運用すればいいだけのことで….
と私はコントローラーは手首に巻くPetrel にしておいて、情報量の少ないrEvoDreamを廃止、HUDが無くなるのもなんなので代わりにNERD2を搭載するカスタムをする事に決めた。
なお、コントローラー側のラインは5pin なのだが、モニターとする場合は4pinコネクターになるものを選ぶ事になる。
さて、酸素センサーは5個なのだが、コントローラーでセンサー3個を使うのは決まりで、
ではモニター側は…..3つ繋げるわけなのだが2つしか残っていない…..
で、実は酸素センサー一つから二股にするコードを繋いで3本✖️2 の構成にすれば解決!
で二股コードも買ったわけだ。
これがセンサー側の配線。1, 2, 3 と3つ繋げられる。4pin コネクションでコンピュータと繋げ、3つのセンサー信号によりだいぶコンピュータが作動する仕組み。なお、コントローラー機能は有していない。
参考までにコントローラー側は
こっちの赤青線3本にセンサーを繋げてモニターと制御の両方を行う。なお、白緑青のコネクターは使用していない。
で新しく追加したコードは以下の右肩のところから外に出てくるようにする。
2本つながっているが、一つはコントローラー側へ、もう一つが今回追加したコード。
元々はrEvoDreamの線がついていたのを取り替えたわけだ。
で出来上がり。
覗くとこんな感じで見える。
ちょっとピントが合わないのとPO2が揃っていないのはまだキャリブレーション前なのでご愛嬌…
そして残圧計からrEvoDreamを取り外しまして….
残圧計がスッキリしました。
ということでダイビングコンピュータとしてのバックアップも兼ねられてグレードアップしました。