2014.4.4 ~ 4.6 池袋で行われたマリンダイビングフェア
Poseidon ブースで
リクリエーショナル用CCR のMK6
と
テクニカル用CCRのSe7en
が展示してありこれらの仕様を聞いてきました。
酸素分圧の監視システムが他のリブリーザーと異なる点が
これらポセイドンリブリーザーの最大の特徴。
通常、CCRは、3つ以上の酸素センサーを搭載し、
これらの値によるVoting System(投票)により、
酸素分圧のコントロールを行うが、
Mk6 / Se7en は、
Primary / Secondary の2つの酸素センサーを搭載し、
Primary 側の酸素分圧変化に対する出力電圧の追随性を監視、
これがリニアに働かない場合、警告を出すというもの。
Secondary 側は同様に酸素分圧を測定するが、
Primary の値との整合性をチェックし、この電圧の差分が
規定値を超えた場合、警告を出すものとする。
警告はグレードによって示され、
どちらの酸素センサーを交換すべきかも指示する。
なのでVoting Systemのように3つの酸素センサーは不要だという
理屈のようです。
つまり、酸素センサー本体の特性からそれが
正しく動いているかを転機的にチェックする機構が
搭載されている点が新しい。
問題は、このチェックシステムが正しく判定しているかどうかに
かかっている。
また、プレ・ダイブ(潜る前の確認)、および、水深6mで
PO2(酸素分圧) 0.21 – 1.0 – 1.6 でそれぞれキャリブレーションを行い、
電圧変化のリニア性をチェック、ドロップが起きれば、
信頼性なしとしてそのレベルにより警告を発する。
この辺りは、他のリブリーザーにはないシステムではある。
Voting Systemの方では、プレダイブでのキャリブレーション時に
電気的特性のチェックは行うが、陸上のため最大酸素分圧1.0 まで
しか測定できない。
酸素センサーは、頭打ちで止まるものも手てきているというので、
分圧1.6でのキャリブレーションを行うのには意味はある。
# どのタイミングでどのようにして行うかは再度聞けましたらこの記事にコメントとして追記します。
MK6のカウンターラングには、マニュアルのインフレーション・バルブはついていない。
排気バルブもなく、オーバープレッシャーバルブのみ。
Se7enにはこれがつくところが大きな違い。
後は、Se7enには、ユニットにハードケース、キャリング・ハンドルがつく。
他にケーブル類が直付け→コネクターに変更されている点などがある。
他の共通機能としては、
1. LED付のHUD
2. バイブレーション警告 → 他にはないかも…
3. プレダイブの自動化(リークチェック含む) → リクリエーショナル向き
4. 二酸化炭素吸着材はカートリッジ式 → 個人的には一般のソフノライムでいい気がします…割高
電気回路的な酸素センサーチェック機能の精度が高くなれば
この点においては確かに画期的で強力なシステムになっていくように思えます。