現時点でのSF2 サイドマウント リブリーザーのコンフィグをまとめてみた。
大きくは以下の2パターン
・Configuration 1 : Nomount on Unit Style
・Configuration 2 : Oxygen Mount on Unit Style
リブリーザーユニットに酸素をマウントした形にするのか?
完全別体にするのか?
SF2 Sidemount CCR のコンフィグレーションは大きくこの二つに分類される。
ここで酸素ボトルが右、左と違うことになるのでウェイトバランスが重要。
Nomount Styleの場合は、酸素ボトルはアルミを使うようにして、かつ軽量なユニットのボトムにはボトムケースをつけ、トリムウェイトで最小限(0.9kg)を装着することによってバランスをとっている。
一方、Oxygen mount Style の方は、軽量なユニットを相殺するかのごとくスチールボトルとしている。ボトムはウェイトになるケースを付けず、標準のまま。
なので、右サイドを見ると、Configuration 1(Nomount Style)の方がスッキリはしている。
Configuration2 (Oxygen mount Style)は、嵩張りを最小限にする為1.8L の細長いスチールタンク(バルブも垂直バルブ)としスリムに見せている。
日本標準の2.5L などを使うともうちょっと嵩張ることになる。
代わりに逆サイド(左)を見ると、Configuration 1側は若干太いアルミタンクをステージとして持つことになるが、うまく脇の下に持ち込む事によってさほど嵩張りをなくすようにはしている。ただし、固定化はしていないのでハンドリングなどを行う場合は、それなりのスキルが必要になるのと、ユニットへの接続コードの長さ、設置なども、時に外部接続に切り替えることも考慮したスタイルを検討することで、幅広く対応ができるものでもある。
酸素タンクを右に設置したConfiguration2 は左側はシンプルにOCサイドマウントのようになる。
後方から見ると、
酸素タンクが右に来るか、左に来るか?の違いではあるが、
さほど違和感はない気がする。
Configuration 2 は、ユニットと酸素タンクが一体化しているので、
ユニットハンドリングを行う場合は、Configration 1に比べて重みのあるものを
振り回す事になる為、重心がずれ、体制を持っていかれる可能性がある注意点は
意識しておいた方が良い。
Configuration 1 は、それぞれ分離しているわけだが、大きな重量を振り回すことは
特にない為、軽快なハンドリングにより重心のズレもさほどない事になる。
Configration1 のデメリットは全てが別体独立、としている事で、Predive時のホース接続などの準備には時間がかかる。また、ユニット、酸素タンク、希釈タンクの3つの塊は全てクリップしているだけなので、ハンドリングや振り回し次第でバラバラに成り、各々のユニットなどをきちんと管理する必要がある。
一方、メリットは独立しているが故に、各々の交換、外部接続などの置き換えはシンプルだ。そういった長時間ダイブや緊急対応をするべきケースがあるかどうかで採用すべきではある。
Configuration 2 のデメリットは、ユニットと酸素タンクを一体化した事で、その重量がネックになり、ユニットハンドリングを行うと体をもっていかれてバランスを崩す可能性がある。やるのであればゆっくりした動作が必要。クイック動作は自身のポジションも狂わす事にも成りかねないので要注意。
極狭環境侵入時は、酸素タンクがついていることを意識しての通過に心がけたい。
もう一つのデメリットは酸素タンクの置き換えに関してはちょっと難しい事になるだろう。慣れればできなくはないが、もし使用済みとなったオンボード酸素タンクを取り外すことは大きくバランスを崩す事になるので、あまりやりたくはないだろう。
メリットは、構成が希釈ガスタンク、ユニット+酸素 と2つの要素を管理すればいいので、ハンドリングを含めた動きに関してはOCサイドマウントと近い振る舞いになる点はシンプルでいいだろう。