さて、サイドマウントリブリーザーにタンクアタッチメントを取り付けましたが、
併せて残圧計をTransmitter にしてみた。
リブリーザーの場合、PO2監視のためのWired Controler (or PO2 Monitor)のためのコード、酸素タンクとつなぐホース、Dulient タンクとつなぐホース、ADV, MAVへのホース、外部接続ポートなど多岐にわたるため、高圧ホースを有する残圧計の設置に関しては省けるものなら省きたい、という点が起点だったりする。
OCと違って、ガス枯渇によっていきなりクリティカルな状況に置かれるわけではないCCRなので、残圧計の重要度自体は下がる。人によっては見ないのでいらないとかいう人も言うが、さすがにそれは横暴かな、とは思いますが、残圧計をつなぐための内部のムシからのリーク、ホース自体の劣化、および切込み障害による漏れ、破裂などの危険があるのは否めない。
更に、サイドマウントの場合、ユニット / タンク を移動する場合、残圧計自体のヒットによる破損の可能性は、バックマウントのそれより大きく、時に残圧計の点パーグラスを割ってしまうケースもなくはない。
精度の問題もあろう。水没した場合、ブルドン環の錆によって正確な残圧を表示しきれない、そもそも動かない、などもある。
トランスミッターの問題点としては、
- 電池切れ
- 電波・通信障害
- 電子回路の防水問題
が懸念されるのでは、と言ったところが目下問題になるだろう。
1の場合は、ディスプレイの二重化やそもそも電池寿命をきちっと管理することで対応可能、
2, 3 の場合は、トランスミッターの性能・堅牢問題
であろう。
仮に残圧が不明だとしても前後である程度水底ができる点、
リブリーザーの場合、特に酸素ガスの場合はPO2監視により残圧0は判定可能だったりする上、酸素0だけではいきなりクリティカルな問題でもない点もあるので、
個人的にはサイドマウントリブリーザーの酸素に関してのトランスミッター使用は現段階でありなのでは?と思います。
今後、生産技術が上がってくればなおさらこれらの問題点は解決されていくものと思われ、あとは価格次第で現在のアナログ・機械式残圧計が淘汰されていく? はさすがに言いすぎか?w
この通り、アナログ残圧計より視認性抜群なうえに、体制を変えることなく気軽に確認もできる。さらにT1/T2 と一つのモニターで2つの残圧の管理も可能だったりもする。
同様に電子コンパスに関しては、まだアナログの使いやすさにデジタルが追い越しきれてない点もありつつ、その電子コンパスも精度を上げてきている。
それも今後に期待!と個人的には思う。
どんな先進技術も最初はいろいろ問題を持ちつつ、それを克服し、リファインされ
いつの日か、当たり前に使われる日も来る。
なんでも間でも「新しい、複雑な機材は使用禁止!」って騒ぐ老害な人もいますが、そういう新しいものへの可能性を追求する姿勢を私は持ち続けその運用を考えていきたい、と思う次第であります。
ちなみに、Transmitter を購入したわけなのだが、Shearwater のトランスミッターはO2 コンパチブルのものは用意しておらず、マニュアルにも酸素対応のものは別ブランドで購入していますとの断り書きがあったりして、今回AQUALUNG ブランドのトランスミッターを買ったので、計2つのトランスミッターとなってしまった。
左が酸素対応のAQUALUGブランド、右がShearwater ブランド(Non 酸素クリーニングなので40%ナイトロックスまでの使用) となっている。
お粗末….