左が長年使ってきたRazor Sidemount System.
言わずと知れた、Cenote Cave を開拓したといわれている Steave Bogaerts 氏が考案したもの。写真は、Version 2.0 だが、この前身となるRazor Harness & ドロメタリーバッグから 使用して約8年ぐらいになります。
Version 2.0 を使い始めたころ、周りから非難を浴びつつこそこそ使っていたら
3年後、メジャーなSidemount System として現在推奨される機材の一角になっています。今でも愛用しています。
ブラダーの形状から吸気時に浮力が瞬時に中央に回る構造から左右対称の場合クイックな動作が期待でき、かつ軽快。問題点はConfiguration の複雑さ。ピッタリ合わせるまで時間がかかり、これが合わないと非常に使いずらい。ピッタリ合わせた場合はかなり快適なのだが、結果、人に貸したり、ドライスーツ、ウェットスーツでサイズ変更となると、コツがいるのが玉に瑕。
右は1年前に仕入れた、Toddy-Style Sidemount System.
写真は、TS-2 になるが、製品としては、軽量のTS-1, Cave, Wreck 仕様のためWing 生地を強化したTS-2(写真), そしてケブラー素材をつかった超ヘビーデューティのTS-3 が存在する。
二重の小型専用バックプレートによりConfiguration が容易、バックマウントスタイルをやってきた人も比較的容易に移行できるシステム。
ウィングが左右スプリット型となっているため、Razor と違って左右非対称重量もカバーできるオールラウンドな懐が魅力。特にSidemount CCR のようなアシンメトリー構成となる場合に効いてくる。
過去にも、バックプレートサンドイッチ式(バックプレート2枚重ねの間にブラダーを挿入するやり方) のSidemount System は存在したが、それを専用にデザインし現在風にリファインされた新型。ヒップレールも過去のものと違い、突起とならないようなサーフェス型でかつ、ファイバー加工プレートにつく大型ヒップレールは
斬新かつ、効率的にモノをクリップできる。
インフレーターホースがバックマウントと同じ肩出しになるため、Razor Sidemount とはホースコンフィグが若干異なる。
大きくこの2機種を使いこなせれば、世にあるSidemount System のほとんどは熟せられると思われる。
が、おそらく現時点で、この2機種がSidemount をするにはベストであろう。
Afghan Family Station では主にこの2機種をメインにSidemount Diving 講習を推奨、展開しています。