ここ数年、業界関係者のみを対象にしていたDiving Festival だが
久しぶりに一般公開として復活することになったと宣伝もしていた。
ちょっと前にヨーロッパ(ドイツなど)で行われている
boot show
において、mares が rEvoⅢ CCR をベースに
新設計 Hybrid SCR(セミ・クローズド・リブリーザー)
を発表して話題となっていた。
で、この 新型 SCR Horizon の実物が日本で行われている
Diving Festival の mares のブースで展示されていた。
という情報を得たのでちょっと覗きに行ってみた。
Diving Festival 自体の規模が縮小してきており、1H ちょっとあれば全部見切れてしまうかな?ぐらいの規模で、どちらかというと
久々に会う方との同窓会的な趣を求めてくる方の方が多いようです。
業界コンセプト的には、各メーカーの新製品紹介や、他団体のプログラム紹介などなのだが、目新しいものがあまりなく、しいて言って
mares Horizon
ってことになっていた。
会場では「写真撮影禁止」ってなっていたので、会場の写真は0 なんですが
Facebook などに会場の写真を上げている人がちらほら…..
約束は破られるためにある…..でしょうか?www ワタクシ、なんて真面目なんでしょう?
mares の方とHorizon についていろいろお話してきました。
現状、日本にインストラクターがいないこと。
インストラクターは指導団体SSI から出すこと。
価格は60万~ になりそう。
Horizon は、以前にも書いたかもしれませんが、ユニットにタンクは搭載せず、
アウトボード・タンクにクイックコネクターで接続する党いう形で本体はかなり
薄型で軽量。
マニュアルインフレーションは無し。フラッシングは、オープンループで行う。
カウンターラングのマニュアルガス排気は、ユニット下部にあるダンプバルブで
行う。
酸素センサーは2機
コンスタントPO2をコンピュータ制御としたソレノイドからのループガス注入と
オリフィスからの定量ループガス注入
の2系統の Hybrid SCR (世界初)というのが最大の売りでしょうか?
簡易にはループガスは1種類のみで運用できるSCR ですが、このHorizon は
最大2種類のガスを使用することができ、その設定は、30 ~ 99% の酸素濃度でのコントロールが可能。水深は40mに制限されるが、例えば、一つをEANx32 としてメインガスとして使い、もう一つは、EANx50 や準酸素などを使って、浮上時の加速減圧に使用する、というようなテクニカルダイビング的な手法が取れる。
ここで、ハイポキシック(低酸素)トライミックスまで使用可能で、ガスも2種類から拡張して5種類ぐらい使えるようにしたら、本格テクニカルダイビングでも使用できるんですけど…..理論上できるはずですが、おそらく人為的な操作ミスでトラブルが出てしまうことを懸念して、制限を設けているのでしょうね。
標準でワイヤー接続されているコントローラー・ダイブコンピュータを対応させることはなさそうですね。
タンクが外部接続になったことで、今までのSCR機種、ドルフィンや、Hollis Explore のようなリブリーザー専用の小型タンクを別途用意する必要がなく、
通常サービスで借りることができる自由なサイズのタンクを使用することができるので、荷物も少なく、普及へのハザードも少し下がるのではないでしょうか?
今後、日本で活動するインストラクターをどう養成するか?
というのが大きな課題のような気がします。
ベースとなった、私も使用している rEvoⅢの販売も mares ということになっていますが、まだmares japan ではそこまで頭に回らないようで、ちょっとこちらの存続がなくなってしまう、という方が私の方は気になりますけどwww.
と、ほとんどmares Horizon のことで時間を費やし、他に見るものがほとんどないので帰りかけたら、以前Cave CCR で一緒した仲の「小谷カメラマン」さん(世界の果てまでイッテQ 出演) と出くわして、近況報告して帰りました。