先日、Razor Sidemount System 2.1 を購入した方から
組立、フィッティング、コンフィギュレーション、などの使い方から、
実際のDive までのトレーニングの依頼があったので、
大瀬崎で行ってきた。
私も Sidemount 時は、Razor Sidemount を使いますが、
私のは、2.0。違いは何か観察させてもらいましたが、
肩のDelta Sholder Plate(DSP)の三つ穴のほかに、2 wide gauge heavy
duty Tri-glides にねじ穴が追加され、代わりに
穴が複数あいている拡張ベルトが廃止されたこと。
および、Slotted BAT Wing Tri-glide(お尻の金具)のバンジー通し穴にゴムが張り付けられたこと。
この二点。
基本的構造は、2.0 も 2.1 もあまり変わらない。
このシステムの特徴は、タイトフィットなフィッティングを行うことでその能力が発揮されます。
ギリギリの極狭環境を通過するために生み出された、Sidemountの中でもさらに詰めていった結果、こういう形になるというもの。
ハーネスは、ほぼベルトのみで構成されこれらのポジションがフィッティングに重要なファクターとなる。
ここができなくて、使いづらい、と判断した多くのダイバーがいたようだ。
逆に、ここを詰めれば、かなり快適なわけである。
他の形が出来上がったサイドマウントシステムとはここが大きく違う。
逆を考えれば、ハーネスだけであれば多くのボディサイズに対応できる
システムである。
願わくば、BAT Wing も大中小をそろえれば完璧な気はしますが….
ちなみに、体型は大きい分には問題ありません。
小さい場合、Wing が長すぎるとちょっと….といっても今回のゲストさん
155cm 程度できっちりできましたから。(150cm切るとちょっと微妙になるかも…)
そして、レギュレーターはベストはSCUBAPRO MK25のようにホースが軸だしできるタイプ。apeks はデフォルトではこれはできないが、オプションパーツを組むことで対応可能。
今回のゲストさんは、すでにバックマウントでのトリムなどの基本姿勢ができている方でしたので、水中はすんなり行けてしまいました。
サイドマウントは、バックマウントと違ってダイバーと左右のタンクがそれぞれでバランスが取れないと水平姿勢が取ずらい。
この辺をうまく処理したものがこのRazor System です。
ギリギリに詰めた、ちょっと癖のあるモノですが、
きっちり使えれば、水中ではかなり快適です。