ドキュメンタリー映画
アンナプルナ南壁 7400mの男たち
を観てきた。
5人に2人は命を落とすといわれている、ヒマラヤの難所、アンナプルナ 南壁ルート
で高山病から命を落としかけている仲間を救うべく、各国からの登山家たちが
金や名誉をさておき、友情を元に二つ返事で救助に向かうというドキュメンタリー。
かつて私も命を落としかけたり、社会的な抹殺を受けそうになった経験もあったが、非難をするばかりだった。友人を名乗りつつ、非難、中傷をした者もいた。
こと顕示欲に固執し、自身の地位や名誉を守るためにそうしたのだろう。
迷惑という言葉が多かった。
そして、今はそういう人間たちとの交流は途絶えた。
今、日本で御嶽山の噴火による登山者の悲報が飛び交う中、
「自業自得」「山をなめている」「山登りなんて…」etc….
こういう言葉が軽々しくSNSなどでつぶやかれている。
自分の身内でもこういえるのだろうか?、いや、言える人間はいるだろう。
私も身内だと思っていた人間にそう言われたのだから。
損得を投げ打って当たり前だという言葉が飛び交う、そういう人間関係が
存在するならば、それは宝だ。
そして、こういう現実が存在することが後世に伝えられることは素晴らしいことだと思う。