私は最近クライミングも嗜みますが、ついこないだよく行くクライミングジムの
リードエリアでクイックアンドドロー(ヌンチャク)が切れるという事故がありました。
クイックアンドドローとは、別名ヌンチャクとも言い、二つのカラビナを
スリングと呼ばれる布生地でつなげたものをいい、
ロープを使ったリードクライミングにおいて、これらを上る岩にボルトで設置した
金具にひっかけ、カラビナにクライマーに接続されたロープを通しながら登るというもの。
クライマーが落下時、このヌンチャクが”プロテクション”として働き、
一番手前に付けたカラビナに引っ掛かってクライマーの地面落下(グランドフォールと呼ぶ)
を防ぐというもの。
インドアジムには、あらかじめ登るルート上にいくつものヌンチャクが設置してあるが
これが破断したということ、止まるはずのところで止まらず、落ち続けたというもの。
下から3つ目のヌンチャクが破断したようで、クライマーのグランドフォールは免れ
幸いけが人はなかったが….
ジム側の管理問題ではあるが、クライマー自身もプロテクションの状態を確認しながら
状態が悪ければ、それを防ぐ策を講じるか、中止するかなどの判断も必要だと思う。
それが自己責任意識をはぐくむ第一歩かと。
ジムの管理責任だけにして非難しているだけではいけない。
ダイビングもしかり、インストラクターやガイド、スタッフのせいばかりにせず、
自身の危険察知能力と、緊急手順に関する考察を怠るべきではない。
オープンウォーターダイバー講習で習っているはずの緊急手順も
忘れてしまっているダイバーが多くいることは、
良いことではない、Cカードホルダーならば…