2004年から使用していた通常のシングルタンク用BC Halcyon Pioneer
このBCは、現在は販売されておらず、Halcyon ではEclipse というブラダーが売られており、
Pioneer は、Discontinue となっている。
違いは、Pioneer では
1. タンクベルトを通すスリットが二つある、
2. ブラダーが一重になっている
3. シングルタンク用アタッチメントは不要
という軽量設計となっている。
一方、Eclipse では、
1. タンクベルトを通すスリットがなく、ボルトを通す穴が二つのみ
2. ブラダーが二重構造となっており、内袋がある。
3. シングルタンクアタッチメントが必要
という違いがあり、Eclipse ではダイバーの身体とタンクの間にアダプターがある分ちょっと離れることにはなるが、代わりにブラダーとハーネス、タンクとの付け替えが容易くなる。
で、私のHalcyon Pioneer は
こんな感じで根本のパーツが砕けた。
海外製品ではあるがリペアキットが売られており
これが届いた。多分間違えてだろうけど、接着剤が2個入っていた。
他、紙やすり、と取付パーツのセット。
一旦これで補修を試みる。
元のパーツを取り出すと
こんな感じで粉々です。
で、接着してるところの接着剤の残りをヤスリで削り、
新たなパーツを取り付け
ダンプバルブをつけて完成。
とおわりと思いきや、一応漏れがないかの確認でガスを入れてパンパンにしてみたわけだが
ここは漏れなくなったようだが、肩のインフレーター側から、抜ける音がシューっと…..
なんか抜けてくる….
結局こうなった。
でもう一つ注文、今度はパッキンのゴム部品も必要。(Gasket と呼ばれていた)
右下に写る、ゴムの輪っかがGasket
今回は接着剤が1つしか入っていなかった。
前回での補修でも接着剤は1個を使い切らないぐらいだったのでまあ十分足りるわけですが….
同じように補修
ということで、リークもなく、これで水中に入れて色々握ったりしたけどリークはなく大丈夫そう。
パーツは新しく丈夫なものではあるが、製品的には、5year 保証とあった。
これまで20年使ってきて基本は寿命になるようである。
パーツ批評は、一つあたり1万円ちょっと、で今回のような経年劣化の場合は片方ダメならもう一つも基本ダメなので頼むときは2つ一緒に頼んだ方がいい。別々にすると送料が倍かかることになる。
で、結局、関税なども入るのと為替の変動により値段は変わるが、二つ合わせて、結局3万円を超えた。
ちなみに、日本の業者さんだと補修を請け負ってくれる 旭潜水さん(沖縄)では、両方やって、3.3万円+送料ぐらい?と言われた。3Dプリンタで型を作って専用のサイズで作ってくれるとのことで、
こちらに頼んだ方が工賃も込みなのでリーズナブルかもしれない。
梱包、送付などがかかり、日数が若干かかるが、補修作業が苦手&面倒な人はプロに頼んでしまった方がいいのかもしれない。
また、品質は定かではないが、中華製のウィングが2.5万円ぐらいで出てたりするので、こだわらなければそれでもいいのかもしれないが、何故中華製なので製品クオリティがどうだかわからないのでそこは自己責任の上、買ってみるのも手かもしれないが….どうなのだろう?
なお、現在、Halcyon では、Pioneer は販売がなく、Eclipse のみでこれを新品購入すると、3倍ぐらいの値段はかかりそう。
ということで、どうするかはあなた次第。