Cave(洞穴)、Wreck(沈船内部)などのPenetration(侵入) Diving においては、
Open Circuit の排気ガスが天井にあたって水中を濁らすこと(パーコレーション)もあり、
そういった場合は、排気ガスが基本でないCCR(Closed circuit Rebreather)が
有用だったりする。
先に行われた某洞窟調査などにおいて、Open Circuit (Side Mount)による
チームが潜行したため、Cave 内部が見る影もなく景観が変わっていた、
という報告もあった模様。
Sidemount は、極狭環境通過の際強力な装備になるが、
基本Open Circuit であるので排気ガスは否めない。
日本のCave の場合、粘土質の地質などではパーコレーションにより、
Cave内部が汚れてしまうこともある。
リブリーザーは、現状バックマウントが基本なので、Open Circuit Sidemount
よりはかさばってしまうため、ギリギリの極狭環境でしのぎを削るような
ところは優位性を譲るが、基本Silent Diving で、内部をパーコレーション
などで濁すことは最小限とすることができる。
Cenote のように石灰岩でできたCaveのように天井にガスが当たっても
パーコレーションが起きない状況であれば極狭環境を通過するに
Sidemoutが有利、
デリケートで濁りやすい地質で長距離のCaveあれば、
ガスマネージメントにも有利に働くCCR,
などと、環境に合わせて装備を対応させていくという、考えも
持った方がいいのかもしれない。