リブリーザには呼吸排気したガスを再利用する為に貯めておくカウンターラングが必要である訳だが、
ワタクシが使用している、AP Inspration、rEvoやJJ-CCR他、Megalodon、Prism、Liberty、etc…ほとんどは、2つのカウンターラングを持つ構成を取る。
カウンターラングの配置(バックマウント、フロントマウント、ショルダーマウント、シェル内蔵型…etc…)
のことはさておき、
ループとしては、
[マウスピース] → [ループホース] → [カウンターラング1] → [キャニスター] → [カウンターラング2] → [ループホース] → [マウスピース]…..
が一般的な2つのカウンターラング(別体)を持つもの….
一方、SF2やRB80などには、”モノ・カウンターラング”が採用されている。
ループは、
[マウスピース] → [ループホース] → [カウンターラング] → [キャニスター] → [ループホース] → [マウスピース]
….
となり、カウンターラングは1つを持つのみになり構造が単純化される。
モノカウンターラングは、構造上、単純化、ループがストレート化しているため、ガスのスループットが高い。
適切な位置取りをしている場合は、呼吸抵抗を低く抑えることができる。
一方、ストレート化しているため、姿勢変化によるガス移動が容易に行われ、ガスが偏って移動しずらくなる
ことが懸念される。
多くの人がこの点が懸念でモノカウンターラングを否定し、使用をあきらめた人も多く知っている。
私も最初この点にかなり苦悩しましたが、独自の対応法で対処することで今に至っています。
モノカウンターラングであるがゆえに、ユニット内蔵にした場合、内部構造をコンパクトにまとめることに
成功している点と、この点をどう見るか….ですね。
バックマウントタイプのリブリーザーとはそもそも別物であるという観点から、使用方法を検討する方策を
取らなければ、使い手にはなれない代物です。
もちろん、モノ・カウンターラングではなく、一般のデュアルカウンターラング構成のサイドマウントリブリーザーもいくつか出されてはいます。(むしろモノカウンターラングのものよりも前に….)
単に(今までと同じ感覚で)使えなかった、ということだけで無用・無駄 と考えるのではなく、
なぜデュアルタイプがそれほど発展しなかったのか、そしてモノカウンターラングが今なお出てきているのか、
そこを考えて対応すべきなのでは?とは思います。