SF2 Sidemount CCR をオーダーしたのが去年 4月、受け取って実際使ったのが同年7月でした。
(rEvoⅢは、もう3年になりますか….リブリーザー自体は…8年ぐらい?)
遡る2年以上前からサイドマウントCCRってできないかを物色し始め、
Megalodon のSidemountカスタムを見て、「こりゃつかえないわ」と
一旦諦め、その後Kiss SideKick (SCR Version, その後mCCRが出ることになる)
, Flex Sidemount CCR, White Arrow のSidemount Rebreather などを見ていて、
ブリージングホースの取り回しとコンフィギュレーションの複雑さに
やっぱり無理か…
と思っていたところ、約1.5年前にSF2 を見つけ、ブリージングホース・マウスピース
の作りとユニットのシンプルかつ堅牢さにちょっとびっくりし目をつけていた。
ドイツ製か…遠いな…
と思いつつ、昨年春にrEvoⅢの認定講習をしていただいた沖縄の近藤さんが
SF2のインストラクターになる旨の連絡をいただき、
オーダーすることになったのが去年の4月…
受取は、講習が決まった7月….今一年とちょっと。
最初の感想は「ユニット軽すぎ!」でした。
カーボン・ボディもあって、左右にタンクと振り分けたらバランス悪くて
いろいろウエイト調整しました。
次に、呼吸抵抗。
カウンターラング下部に設置されているとのことで、姿勢によって
呼吸抵抗が変わるのはある程度覚悟はしていたが、
予想以上にすごかった。
上を向いたとき、マウスピースにガスが上がってくるのだが、
浮上時だったもので、オーバープレッシャーで
「あ、排気、排気」って調子よく出していたら、
そうじゃなく、下部のカウンターラングから上方向にガスが来ただけでした….orz….
そうか、むやみやたらにガス出さないようにしないと…..
と、とりあえずは認定講習はクリアしたが、課題は盛りだくさん。
で、帰っていろいろとコンフィギュレーションも含めて改良を続けたわけです。
Sidemount なので、Caveなどの極狭環境で自在に使えないと意味ない…
と思い、Cenote Sidemount(OC) Diving のイメージをだぶらせながら、
数年使い込んだRazor 2 Systemとの組み合わせと、
それに適したタンクチョイスなどを考えて、配置とホース長を決めて今に至る。
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SF2 Sidemount は、..というより、Sidemount CCR自体確立されたものではなく、
各々が状況に応じたconfiguration を行うもので統一見解自体が
現状ない状況….
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数回危ない目にも遭ったものの、おかげで限界点も見切れ、
それを乗り越え、コンフィギュレーションも固まってきた。
※一部、ここを批判してやめろと言ってきている人もいたりしますが….
スチール, アルミでの構成、Open Waterエリアでの最小構成、
減圧、Extra Stage, Trimix 想定でのそれぞれのバリエーションでの
Configuration をいろいろ用意して試した。
姿勢による対応などもいろいろ対応できて来た。
それぞれでベストなホースアレンジを考えた。
また、デュレント・ガスが兼ベイルアウトで接続されているところから
容量の大きいタンクになることが多く、デュレントフラッシュを行う際、
オープンループ(マニュアルデュレントアディションを使わずADVを利用する)
方法が大きく生きるスタイルにもなるコンセプトを要していることを実感できた。
# デュレント・マニュアル・アディションバルブが無いことを批判する人もいるようだが…
今のところ、個人的にベストなスタイルは、O2 は酸素2.5L
デュレント兼ベイルアウト12L のスタイル。
容積、および重量バランスも考えた配置を用意し、
それ用のホース長を整えた形を完成させ、
5月には、久米島のCave にも入ってきた。
帰ってきて、SF2特有のトラブル対応を考えてみている。
この機種の特殊さ(特にSidemount?)のため
既に使うのをあきらめてしまったような人も数人見かける。
※最初、ワタクシがRazor を手にした時も初めはそう(罵詈雑言の嵐)だった。
でも、その”特有”を考えるのがワタクシのやりたいことだったので、
規制の枠から出ることを厭わずやっている、
ということを理解している人は、少ないようだ。
今後も進化は続く….のか?…..
Comming Soon….or….