昨今、Technical Diving、Cave Divingにおいて、Rebreather, Sidemount は注目更新項目である。
この二つの器材スタイルに関しては次々と新しい情報が更新されつつある。
Rebreather は、AP社のInspiration の登場した1997年あたりから一般Diverに浸透し始め、次に出てきたMegalodon, Sentinel, などの第二世代のリブリーザーの後、IART (リブリーザー専門指導団体)の出現, Shearwater Research によるエレクトロニクスの進化、カウンターラングのバックマウント化をベースにJJ-CCR, rEvoⅢなどの進化した第三世代と呼ばれるリブリーザーたちの登場が機能、信頼性などが増してきている。
以前まではリブリーザーのエレクトロニクスの信頼性などによりCave などの使用を疑問視する団体なども存在し賛否両論が飛んでいたが、Rebreather Cave Diving Summit など開催された後、Technical Diving 団体の代表ともいえるIANTD でもCCR Cave Courseなども開催されてくるようになった。これもリブリーザーの信頼性の向上も一役買っているのではないか?と個人的には思います。
一方、同時にOpen Circuit 器材でもCave Diving はバックマウント・ダブルタンクを使用するのがスタンダードだったのが、より狭環境に侵入するために開発されたサイドマウントが今は全盛となり、各社からサイドマウント用の器材が出てくるようになった。未だいろんなスタイルが混在する混沌とした状況だが、その中でもExtream 系のスタイルが確立されつつある。
時代とともに器材も信頼性、有用性などが上がり、それに応じてその運用方法なども随時変わってきていることを意識しつつ、それに対応していかなければ、過去は正しくとも今は間違ったことになることも現役のDiver は検討する必要もあるだろう。