テクニカルダイビング/ケーブダイビング業界で老舗の
Dive Rite社の O2ptima リブリーザーにチェストマウント・リブリーザーが出ていた。
O2ptima CM
チェストマウントリブリーザーとして有名な Triton が mCCR(Mechanical : 機械式) であるのに対し、
こちらは、Shearwater のコントローラーを搭載した eCCR(Electric : 電子式) である。
チェストマウントに関してはあまりテクニカルダイビングでは広まってないのだが、
サイドマウントの様に狭い箇所を通過するためにマウントを工夫して小さくすることが目的というよりは、ダブルタンク、サイドマウント などのスタイルに、体の前側であるチェスト(胸)に追加でマウントすることを利点としてきたものでもある。
それ故、固定はクリップのみの固定で途中で外せる様にもしてある。
ベイルアウト・リブリーザーとしても有用であることがうかがえる。この点はサイドマウント リブリーザーもそうなのだが、サイドマウントにさらに付け加えられる、という点もある。
酸素ボトルはオンボードが一般的(Triton, O2ptima共に)で希釈ガスに関しては外部接続、という点は最小構成にも貢献している点もサイドマウントリブリーザーとしての利点と同じ。
サイドマウントとの違いは左右対象が保たれている点はコンフィグレーションは容易でしょう。
一方、嵩張りは脇に隠せるサイドマウント と違って、分厚くなるので、そこはあまり期待できないものの、抱え込めるのでバックマウント よりは….なのだが作業するときは、ちょっと嵩張って邪魔になることも…..
バリエーションとして、チェストマウントも他のユニットと組み合わせたりする有用性が他のマウントスタイルと比べて強い気がします。
今後のあり方、進化に期待したいところです。