大分前から頼んでいたのですが、出始めの製品のすったもんだもあったようでようやく本日到着。Toddy -Style Sidemount System です。
専用のインナーバックプレート と アウターバックプレートでBCを挟む構成をとります。(かつてあったサンドウィッチスタイルに似てますね。)
インナーバックプレートとBCの間にベルトが通してあり、ここにウエイトを設置できます。プレートからタンクフックのためのバンジーが出ています。インナー側にもいろいろフックできるところがありますね。BCが上に持ち上がらないようにインナーバンジーが張り巡らせられています。
アウターバックプレートに接続するカーボンファイバープレートにカミソリ型のレールが付属。このカーボンファイバープレート、柔軟性があって動けるんです。Armadillo や、DiveRite Nomad のようなヒップレールと違い、体に沿う形のレールなので極狭環境での引っかかりを最小限にフラットとしています。
バックマウント型によくあるオーバーショルダー型を採用。Razor / XDeep シリーズによくある脇から胸に向けて出すインナーアップサイドダウン 型のインフレーターホースと違う訳なのだが、左右非対称ゆえにガスの流入を中央から入れたいからか?という意思が見える。ただし肩のエルボーの部分はつぶれた形になっていて、邪魔になるのを意識しているのがうかがえる。Cave Diving 実践向きです。
アウターバックプレートでBCセンターを押さえているので左右のガス溜まりを分けて使えるため左右非対称の重量配分となりがちなSidemount CCR でも対応が容易になる柔軟性が期待できる。また、中央が膨らみすぎるというような盛り上がりも防げるので比較的薄くなる。
Razor / XDeep シリーズ のような左右対称型ベルト構成のみのハーネス構成が今はCave Diving シーンではメインになりつつある中、ちょっとネオクラシカルなスタイルではあるが、洗練された形をとってデビューした Toddy-Style Sidemount System. ベルト構成のみのシステムに比べてサイズ合わせは非常に容易でBackplate Diving に慣れてきた人が比較的サイドマウントに移行しやすい形をとり、かといってビギナー向き、というものでもなくアグレッシブに攻められるBCであると思います。
Razor Sidemount System / Armadillo / DiveRite Nomad / Razor Original / Demo Sidemount System など、各種スタイルに応じたSidemount System を用意しましたので、お問い合わせ、講習などは Afghan Family Station まで。